平成22年度 学力向上の取り組みについて 

1 平成21年度学力向上の取組内容の検証
  基礎学力の定着と向上を図るために、学年会・教科部会などを通して、各学年・学校全体の各教科の傾向及び対応策を協議し、共通実践を行った。
(1) 成果   
  ア 国語
・ あらすじや要旨をとらえる活動や内容の中心を意識して話す活動などを継続的に進めることで少しずつ力がついてきた。
・ 学習の様々な場面で、国語辞典を使い繰り返し調べる活動を取り入れたり、既習の漢字を使って短文作りをしたことで、基本的な語彙力や漢字力が徐々に伸びてきた。
 
 イ 社会
・ 各階の掲示板を活用し、地図の達人コーナーとして地図記号クイズや弥生小校区紹介のコーナー、地図に関する図書の紹介コーナーなどを設けることで、地図に関する興味・関心を高めることができた。
・ 体験的な活動や具体物を活用した思考や理解を重視し学習の中で計画的に位置づけることで、調べたことや分かったことなどを自分の言葉で表現することができる子が増えてきた。

  ウ 算数
・ 45分間の授業構成を整理し、授業の最後に練習問題をする時間を確保したり、スキル学習の計画的な運用を図ったりすることで、基礎学力が徐々に定着してきた。

  エ 理科

・ 観察・実験の基本的な知識や技能を少しずつ高めたり、絵や図等を使って自分の考えを表現する機会を少しずつ増やしたりすることができた。

(2) 課題   
  ア 国語
      ・ 目的や意図を明確にし、「はじめ・中・終わり」の組み立てや段落の役割を意識した学習や、自分の考えやまとめを文章で表したりする      学習に関して、継続的に取り組むことができず文章力が十分育っていない。

  イ 社会
      ・ 思考の根拠を挙げながら話し合わせ、思考を整理したり、深めたりする場を大切にしてきたが、その場における思考の焦点化が十分       に図られていない。
 
 ウ 算数
・ ねらいに応じた算数的活動を十分取り入れることができず、操作と思考を結びつける力が育っていない。

 エ 理科
      ・ 時間を十分にとり、視点を明確にした観察記録の機会を保障することができていない。  

2 学力等の現状分析
(1) 本校の学力分析の方法
今年度も昨年度に引き続き、6年は全国学力調査・県学力調査、4年は県学力調査、他に2年〜5年を対象に本校独自の学力調査を実施した。それぞれの結果と日常の児童の様子を考慮し、学年ごとに学力分析を行った。その分析をもとに教科部会を開催し、教科ごとに本校全体の課題と傾向をまとめ、全体会で共通理解を図った。
(2) 各教科(国語、社会、算数、理科)における本校の課題と傾向
  ア 国語
   ・ 自分の考えや伝えたいことをわかりやすく書く力が十分でない
   ・ 文章表記や漢字を正しく書く力が十分でない
  イ 社会
   ・ 地図を活用したり、資料を丁寧に読み取ったりする力が十分ではない。
   ・ 資料などから読み取った事実をもとに社会的事象の意味を考えたり、社会科の用語を使って表現したりする力が十分でない。 
  ウ 算数
   ・ 数のしくみや相対的な大きさを捉える力が十分でない。   
   ・ 文章や式、表や図の表わしている意味を捉える力が十分でない。
  エ 理科
   ・ 自然事象への関心が低く、生活の中で十分生かせていない   
   ・ 観察記録する力や結果から考察し絵図や言葉で表現する力が弱い
 
3 学力向上の取組
(1) 本校の学力向上に向けての組織作り
 各学年の学力分析と対応策を低中高分科会・学年会・教科部会等で検討し、全体研究会で確認・共通理解のうえ教育課程(弥生プラン)へ位置づけ、確実な実施・検証を行う。

 (2)各教科における対応策

  ア 国語
   ・ 日記や学習のふり返りの場で、主語・述語や文章構成を意識して書かせ、推敲する時間を確保する。
   ・ 音読したり、国語辞典を使って調べたり、既習の漢字を使って短文作りしたりする学習を継続的に取り入れる。
  イ 社会
   ・ 授業の始めの5分間 地図や資料の習熟タイムを設けたり、中心資料を学習に位置づけ、視点を明確にして読み取る時間を十分に保障し     たりする。
   ・ 根拠をはっきりさせて考えるとともに、社会科の用語を使って表現することができるよう    にする。
  ウ 算数
   ・ ある大きさを1とみたり、〜の○つ分で表わしたりするなどの算数的活動を通して、数の相対的な大きさを理解させる。
   ・ 〜の○つ分などの算数的な用語や数直線を用いた説明などの算数的な表現を日常的に使い、式や図を説明する機会をより多く設けていく     。
  エ 理科
   ・ 対象物を身近に置き、実体験の場を多くして関心を持たせる
   ・ 観察視点を明確化にしながら観察や考察の時間を十分確保したり、児童が発表したことを観察視点を整理しながら教師が板書したりする      など、授業のパターン化を図る
 
4 その他の取組
 (1) 朝タイム(さわやかタイム)
     スキルタイムとして位置づけ、曜日によって計算練習・漢字練習・英語のショートタイムを実施し、計算力や語彙力の向上を図る。
 (2) 読み聞かせ
     定期的に図書ボランティアによる読み聞かせの時間を実施し(朝タイム:第1・3週低学年、第2週 中学年、第4週 高学年)、言語環境の     充実を図る。
 (3) 県の体力向上事業への参加や校内の体力づくりの推進
「スポチャレいしかわ」への参加や校内マラソンタイム、なわとびタイム等の設定を通して、体力・気力・集中力を養う。